【コラム】宿泊宿の違い

宿泊施設は大きく、ホテル・旅館・民宿の3種類に分けられ、それぞれに異なった魅力があります。
選ぶ宿泊施設によって旅行の楽しみ方も変わるため、宿泊施設ごとの特徴を知り、自分に合った施設を選ぶのがポイント。
今回は、ホテル・旅館・民宿のそれぞれの特徴を詳しくご紹介します！

 

ホテルの魅力

主に洋室を中心とした客室を用意しているのがホテルです。
ホテルには、ビジネスホテルやシティホテル、リゾートホテルなど種類はさまざま。

寝具にはベッドが使われており、複数人で泊まるのが基本の旅館に対して、ホテルは1人でも気軽に宿泊できます。
ホテルでは朝食付き、または素泊まりのプランが一般的です。

ホテルの特徴

ホテルの大きな特徴は、ゲストのプライバシーが確保されているという点。
プライバシー保護の観点から防音対策が施されているホテルも多く、安心して滞在することが可能です。
客室のドアをオートロックにするなど、セキュリティ対策がしっかりと行われていることも嬉しいポイント。

また、ホテルには、客室の機能性が高いという特徴もあります。
必要な設備や備品がコンパクトにまとまっている客室が多いので、快適に過ごせます。

そして、多くのホテルでは食事の有無を選ぶことができます。
夕食が付かないプランにすれば、深夜のチェックインにもある程度対応してくれることもあります。
素泊まりであれば、好きな時間に食事を食べられるので、ビジネスでも観光でも、過ごし方に融通を利かせることが可能です。

 

旅館の魅力

和室を中心とした客室を用意しているのが旅館です。
温泉旅館や観光旅館、割烹旅館、駅前旅館といった種類があります。
寝具は布団が一般的ですが、ベッドが用意されている場合もあります。
旅館では食事付きの宿泊プランが多く、部屋食に対応しているところも少なくありません。

旅館の特徴

際立つ旅館の特徴といえば、おもてなしの精神が行き届いている点。
旅館には、接客のプロである女将さんや仲居さんが常駐しています。
旅館に到着すれば女将さんが温かく出迎えてくれ、また出発の際も気持ちよく送り出してくれます。
食事の配膳や布団の出し入れも仲居さんが丁寧に行ってくれるため、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

また、旅館へ温泉を楽しみに行くという方も多いのではないでしょうか。
温泉旅館では、旅館ごとに趣の異なった温泉設備が用意されているため、非日常的な時間を過ごすことができるのも旅館の魅力。
おもてなしの精神が行き届いた、細やかな気配りを感じたい方や、身辺の世話を任せて存分に羽を伸ばしたい方には旅館がおすすめです。

 

民宿の魅力

民宿は、旅館やホテルよりも小規模な宿泊施設です。
個人や家族で経営しているところが多く、アットホームな雰囲気が特徴です。
客室は和式の場合も洋式の場合もあり、和洋に応じて布団、またはベッドが使われます。
基本的には食事付きですが、施設によっては素泊まりすることも可能です。

民宿の特徴

民宿ではオーナーとの距離感が近く、アットホームな雰囲気を感じることができます。
民宿のオーナーは基本的にその土地の住人のため、地元の名産品や旬の食材を取り入れた家庭料理を提供してくれることも。

また、民宿では食堂に集まって食事をとるスタイルが一般的です。
オーナーやその家族、他の宿泊者と顔を合わせる機会も多く、多様な価値観に触れるきっかけになることも。

会話の中で、その土地に関する詳しい話が聞けたり、生の方言を耳にしたりすることもあります。
宿泊施設というよりも、親戚の家へ遊びにきたような、温かい時間を過ごすことができます。
同時に、旅館やホテルより宿泊料金が抑えられることも民宿の魅力のひとつです。
人との交流を楽しみたい、その土地ならではの空気を味わいたいという方は民宿を選ぶといいでしょう。