鹿児島県の旅行ガイド(自然編)
屋久島や神話にも登場する霧島連山をはじめとする大自然に囲まれている鹿児島県。
全国有数の温泉街や黒豚、焼酎の産地として知られています。
* 目次
見どころ
県のシンボル桜島を筆頭に、火山が多い鹿児島は、“砂むし”で有名な指宿温泉や霧島温泉など、各地で温泉が楽しめます。
明治の産業遺産や名勝仙巌園など鹿児島旅行の見どころも豊富で、世界自然遺産・屋久島や奄美の雄大な自然も見どころ。
鹿児島自然スポット
海、島々、火山、高原と多彩な自然が魅力の鹿児島県。
その豊かな自然から育まれた食や、日本の変化に大きな影響を与えた歴史が豊富。
また、大切に受け継がれてきた伝統的工芸品は、旅する人々を魅了しています。
★おすすめ定番スポット
01.雄川の滝
南大隅町の根占地区を流れる雄川上流にある落差46m、幅60mの滝。
駐車場から滝壺までは、約1,200mの遊歩道があり、渓流の音に癒されながら自然と一体になれる癒しのスポットです。
遊歩道の途中には、岩肌から染み出す湧き水や、清流のほとりの休憩スポットも。
視界いっぱいに広がる断崖と壁面に伝う絹のような伏流水、落差46mの滝を一望できます。
02.丸池湧水
「日本名水百選」のひとつに選ばれている丸池は、日量約6万トンの水が湧き出し、町の生活用水に利用されています。
春は桜、夏はホタルの名所としても知られていて、水路沿いの石畳の小道は散策にぴったり。
9月初旬には、「名水丸池感謝の夕べ」が行われ、丸池内、周辺に約1,000本の竹灯篭を浮かべ、幻想的な姿に変身します。
03.霧島神宮
天孫降臨神話の主人公であるニニギノミコトを祀った霧島神宮は、創建が6世紀頃と伝わり、数少ない「神宮号」を名乗る神社です。
傾斜を利用して建てられた社殿は内部のいたるところまで豪華な装飾がなされていて、建物がそれぞれ国宝と重要文化財に指定されています。
周辺には紅葉スポットや、火山活動による美しい景観のある神水峡など、自然豊かな絶景を楽しめる場所も。
04.天文館
南九州一の繁華街として人気のスポット。
1779年に島津重豪公が天文観測や暦の作成などを行う施設「明時館(別名天文館)」を建てたことが名前の由来になっています。
黒豚とんかつやかごしまラーメン、白熊などのご当地グルメや郷土料理を堪能できるお店や
ランチやスイーツを提供するカフェをはじめ、土産店などのショッピング施設も充実しています。
通りには、アーケードがかかっているため、雨の日でも濡れずに食べ歩きやショッピングが楽しめます。
05.屋久島の縄文杉
屋久島の森では、標高500メートルを超えると杉林が見られ、さまざまな樹木との混交林を形成しています。
日本固有の植物といわれる杉のなかでも、島では樹齢千年以上の高齢杉を屋久杉と呼び、数百年の若木は小杉と称しています。
縄文杉は、確認されている屋久杉の中でも最大級の老大木として有名です。
その樹齢は2,000年あまりから7,200年まで諸説紛々です。
その表面の激しい凹凸には、屋久島の厳しい自然を生き抜いてきた証が刻まれているようで
見る者を圧倒します。登山者の踏圧によって根が傷むのを防ぐため、現在は間近に展望デッキができています。