北海道の旅行ガイド(離島編)
日本百名山に選ばれた秀峰「利尻山」、別名・利尻富士がそびえる利尻島。
春から秋まで数百種類の色とりどりの高山植物が楽しめる「花の島」礼文島。
今回は北の環境が生んだ、大自然のパノラマ風景が楽しめる北海道の離島をご紹介します。
* 目次
利尻島の見どころ
日本の北のてっぺん稚内市から西へ約52km。
島の西側にある「利尻町」と東側にある「利尻富士町」の2つの町からなっています。
春から夏にかけてとりどりの高山植物が花開き、全国的にも有名な「利尻昆布」や「ウニ」などや湧水に恵まれた、漁業と観光の島です。
礼文島の見どころ
礼文島は、稚内市の西方60キロメートルの日本海に位置する最北の離島。
利尻礼文サロベツ国立公園の中でも約300種類の高山植物が咲く「花の島」と呼ばれています。
利尻島・礼文島のおすすめスポット
★おすすめ定番スポット
01.姫沼 – 旭川駅から車で約6時間30分
かつて3つの沼だったものがせき止めによって一つになって誕生した姫沼。
「姫沼」の名はヒメマスが放流されていたことに由来します。
一周約20分、約1㎞の遊歩道が沼の近辺に整備されており、大自然のなかを気軽に散策することが可能です。
どこを見ても青々とした木々が立ち並んでいて存在感も抜群。
沼と木々、山々や空の共演をゆったり見られる贅沢な場所で、風景を記録としても残したくなること間違いなしです。
02.利尻富士 – 旭川駅から車で約6時間55分
標高1,721mの利尻山は、日本百名山の一つとして多くの登山客が訪れる人気スポット。
富士山を彷彿させる美しく緩やかな稜線が魅力で「利尻富士」と呼ばれ親しまれています。
頂上からは利尻島全域が見渡せ、北海道本島まで一望できます。
珍しい固有種が多く生息しており、リシリヒナゲシ、リシリオウギなどの高山植物が出迎えてくれます。
03.澄海岬 – 旭川駅から車で約7時間17分
入り江が弧を描いていて神秘的な雰囲気が魅力的な場所の先端に位置する岬で、礼文島の数ある観光スポットのなかでも特に人気。
海は透明度が高く底が透けて見えるほどで、太陽の光の差し込み方などで色が変わって見えることも。
海を囲む場所には季節によって植物が茂り花を咲かせます。
風が植物を揺らし、海の心地よい匂いも運んできて心癒される時間を過ごせるスポットです。
04.桃岩 – 旭川駅から車で約6時間50分
桃の形をしていることから名付けられた岩で、まるっとしたかわいらしい見た目が特徴的です。
岩は大きく、遠くからでもその存在感は抜群です。
2022年には桃岩一帯の高山植物群落は国指定の天然記念物に指定されています。
普段お目にかかれないような植物が見られることも。
05.北のカナリアパーク – 香深港からバスで約5分
2013年にオープンして以来多くの観光客が訪れる場所で、映画の撮影で使われたロケ地です。
撮影で使われた校舎には当時の写真や衣装が展示されており、撮影の様子が想像できます。
園内のカフェではオープンテラスも設置されており、利尻富士を眺めながらゆったりとした時間を過ごせるのも魅力です。
山や空を遮るものが何ひとつないので、絶景を写真に収める場所としてもおすすめです。